2015年4月4日土曜日

龍谷大学実習2

船に乗って出発ー!

ほんとはヤンチナという大きな船で行く予定でしたが
ちょっとしたトラブルで
小型のボートのゾエアで2回に分けて移動!

 行ってきまーす!
 京大の所有する無人島には
講義室があります!
黒板には長年書き足された
生き物の情報が書かれています

島の特徴や注意点などを聞いて
 いざ出陣♪

帯状分布の説明中
 飼育員さんが直してくれた箱メガネを
活用して海の中を観察
 磯観察の定番
転石の裏の確認(´ー`)
 タツナミガイを発見!

【タツナミガイ】
アメフラシ科の巻貝.房総半島以南~熱帯太平洋に広く分布し,潮間帯から浅海の海藻の生えた砂れき底にすむ.体長20cm以上になり,長卵形.体は褐色~緑褐色で雲状の模様がある.後方へ太くなり背面は膨らみ多数の大小不同の円錐形の突起がある.左右両側葉は小さくて泳げないが,背面中央で接して前後二つの背孔が開き,後方の背孔は円形の区割りの中央にある.生きているときはここから海水が出入りする.その中に外套膜に一部覆われた貝殻があり,この形が立浪形をしているのでタツナミガイの名がある.

威嚇のためにムラサキの汁を出されていますw
海がムラサキに染まりました(*'ω'*)
今回の実習では,チーム対抗戦で
多くの生物を採集して,
一番多く分類,同定できるように競う形にしました(*^^)v

みんなチームで協力して頑張っています!
さらに言うと,この日は
海が赤く染まっていました

これを赤潮と言います
【赤潮】
赤潮とは,植物プランクトンが大増殖することによって海水の色が,赤褐色や茶褐色,緑色(緑色のものはアオコとも呼ばれています)に変わることをいいます.
赤潮が発生しやすいのは,植物の栄養となる窒素やリンが,大量に溶け込んでいる海水に多いようです.季節的には,春~夏の時期に,海水中にいる植物プランクトンの数が増殖していきます.そして,海水の色が赤色に変わっていくことによって,プランクトンが大量に増殖し,「赤潮」が発生していくのです.

赤潮の原因としては窒素,りんの増加に伴う水域の富栄養化, 陸水や降雨による塩分低下等の物理的刺激などの説があります. 富栄養化とは,海の水に,栄養となる物質が多くなりすぎてしまうことです.その物質は,チッ素やリンなどで,これらは,家庭から出る生活排水や農地で使われる化学肥料などにふくまれているものです.
赤潮がおこると,プランクトンが魚のえらに触れ,えらに障害をおこして呼吸できなくなったりプランクトンが大量に酸素を消費するため海水の酸素が欠乏して大量の魚が死んでしまうこともあります.

そんなこんなで無人島調査では
長靴を水没させたりしながら
いろいろな生き物の活動を見ながら
採集が行われました(*^^)

つづく