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2019年3月17日日曜日

研究室配属

2018年10月に学生の
研究室配属が行われました

私のラボは
進化古生物学研究室
(千徳研究室)
という名前でスタートすることにしました
2019年度の卒論生が3名加わり
航海調査あり地質調査ありの
深海から陸上までをフィールドにしています.
詳しい研究テーマはこちら

2018年の後期
ゼミメンバーとの活動報告

三重大学の勢水丸での航海調査
大きな船です!
 
今回も広大の大塚先生にお世話りなりました

大量!

泥まみれになってソーティングを頑張りました

 沖縄本島の島尻層群の調査など
卒論テーマと巡検を兼ねて
沖縄本島の化石を見て回りました
 快晴!
サンゴの化石
 生痕化石
柱状図の書き方も学びました

こんな感じで活発な野外調査を行いました

番外編(休日)
3回生の歓迎会を兼ねて
古川研の皆さんに
ビーチパーティーに声をかけて頂きました
ビーチにこのようなBBQスペースがあり
コンロや網,お肉を現地で調達できます
 ビーチバレー
青空の下,ビーチの前でバーベキューをするのが
沖縄流でビーパと呼ぶそうです.

2019年度の卒論作成に向けて
研究室一同頑張ります


2018年8月26日日曜日

祝!競争的資金獲得!

平成30年度公益信託
に採択されました!

テーマは
南西諸島周辺の表層~中深層における
無藻性イシサンゴの分布と多様性の解明
です

おかげでどんどんサンプリングに
行けるようになりました
研究頑張ります!
@宮古島

2018年6月16日土曜日

祝!論文発表!

我々の論文が2本,出版されました!

M. Okanishi, A. Sentoku, A. Martynov, T. Fujita (2018). A new cryptic species of Asteronyx Müller and Troschel, 1842 (Echinodermata: Ophiuroidea), based on molecular phylogeny and morphology, from off Pacific Coast of Japan. Zoologischer Anzeiger 274,14–33.

本研究は日本の深海に生息するキヌガサモヅル(Asteronyx loveni)のDNA解析を行い,その中に新種を発見したという内容です.
本種は世界的な分布域を持つ種と言われていますが,今回の結果から,実際には複数種が含まれている可能性が示唆されました.
今後は,世界中のキヌガサモヅルの標本を解析することで,
本種の正確な分布域を把握したいと思っています.
キヌガサモヅル(Asteronyx loveni

本研究で私は,分子実験,図表の作成などを分担しました.
モズルデビューです.
アカテヅルモヅル@海響館

また
すでにオンラインではパブリッシュされていましたが
以下の我々の論文がLETHAIA 51, 102-111 (2018) に掲載されました.

A. Sentoku, Y. Tokuda, Y. Ezaki, and G. E. Webb (2018) Modes of regeneration and adaptation to soft-bottom substrates of the free-living solitary scleractinian Deltocyathoides orientalis. Lethaia (DOI: 10.1111/let.12228)
こちらは水深100~300mくらいに暮らすタマサンゴの
再生様式を観察した研究になっています!

2018年1月3日水曜日

科学雑誌milsil「サンゴの知られざる世界」

我々の研究成果を国立科学博物館の
科学雑誌milsilの「サンゴの知られざる世界」
という特集号に書かせていただきました。
2018年が国際サンゴ礁年ということでもあり、
その年頭の特集として、
分類や進化、生態、そして、
人とのかかわり等という切り口から、
この奥深きサンゴの世界について紹介しています。

我々の記事は15-16ページに掲載されております!
千徳明日香・徳田悠希.海底に潜るイシサンゴ.
milsil「ミルシル」Vol.11 (1), 15-16.(2018)

『milsil』は2008年1月に創刊された
国立科学博物館の科学雑誌で、
広く全国の博物館、会員に配布されており、
一部はミュージアムショップ等で
販売されています(隔月刊・定価400円)。
科学の好きなファミリー層が主なターゲットとなっており、
一般の方でも読みやすい記事になっています。
以下のリンク先で少しだけサンプルが読めます 。


2018年1月2日火曜日

白浜の海岸生物観察ガイド―動物・海藻・陸上植物―

白浜の海岸生物観察ガイドは
大幅なバージョンアップをしました!

前回は動物がメインだったのですが
今回は海藻陸上生物が追加され
約400種が掲載され全94ページもあります!
白浜の海の環境と周辺の海岸生物
(動物・海藻・陸上植物)の特徴を
わかりやすく解説したガイドブックです!

なんと無料でダウンロードできます
こちらをクリック
(23.7Mあるのでダウンロード環境をご注意ください)

今回も表紙デザインとイラストを
担当させていただきました
関係者の皆様に
いろいろ意見をいただきながら修正を重ねて
かわいらしく、教育的な仕上がりです

教育にも最適ですが
大変美しい写真やコラムも多く
一般の方も楽しめますので
お時間のある時にぜひご覧ください!


2017年7月11日火曜日

科博の企画展『相模の海』

国立科学博物館での企画展に協力しました!

まだまだ奥が深いぞ!
『相模の海』-最新の生物相調査の成果-

2017年9月3日まで上野本館で展示されています!

我々は自由生活性単体サンゴのタマサンゴの
標本とオリジナル動画を提供しています

一般向けの動画ということで
かわいいめのキャプションを付けたので
少し心配していたのですが

その動画が大変好評で
モニターのサイズを
展示期間中に大きいものに
取り換えることになったそうです
嬉しいですね!

夏休みはぜひ科博まで!

タマサンゴ採集は多くの方の協力のおかげなので
関係者の皆様にはいつも感謝しています








2016年12月22日木曜日

日本分類学会連合公開シンポンジウム

2017年1月7日に
日本分類学会連合公開シンポジウム
国立科学博物館(上野本館)にて
下記タイトルの講演を行う予定です。

サンゴ類における形態形成様式と機能形態
(千徳明日香・クイーンズランド大学)

第16回日本分類学会連合公開シンポンジウム
「若手分類学者の底力を見よ!-社会の眼も意識しつつ-」
【日時】2017年1月7日(土)13:30〜17:00 
【会場】国立科学博物館上野本館2階講堂

<一般公開シンポジウムプログラム> 
13:30〜13:40
開会の挨拶・趣旨説明(大塚攻)

13:40〜14:00
原生生物の高次分類-進化の空白を埋める- (白鳥峻志)

14:00〜14:20
菌類の見えない多様性を解き明かす-研究成果の社会還元も模索しつつ- (白水貴)

14:20〜14:40
イタチシダ類無配生殖種複合体Dryopterisのヴァリアー複合体における網状進化(堀清鷹)

14:40〜14:55
休憩

14:55〜15:15
カワゴケソウ科の進化学-水と岩との間には今日も平たい草がいる- (片山なつ)

15:15〜15:35
サンゴ類における形態形成様式と機能形態(千徳明日香)

15:35〜15:55
山地にうごめく巨食性ヒル類:分類学的再検討と「胃通管」 (中野隆文)

15:55〜16:10休憩
16:10〜16:30
貝形虫類の自然史研究-砂の隙間から超深海まで- (田中隼人)

16:30〜16:50
熱帯アジアのアリ分類学:分子系統と地史からの統合的アプローチ(細石真吾)

16:50〜17:00
総会合討論



豊潮丸航海調査でお世話になっている
広大の大塚先生に声をかけていただきました。

豊潮丸航海は野外調査の中で一番好きです!
サンゴもたくさん取れて
ご飯もおいしくスタッフの方も親切で素敵です
帰国したらまた参加したいです
今回はすごいタイトルのシンポです

魅せられるように頑張ります!


2016年8月23日火曜日

海外赴任のお見送り

数か月も前の話になりますが家族に
素敵なお見送りをしてもらいました(*´ω`*)

みてください!
このサンゴケーキを!!
(マニアックな言い方をするとイボヤギケーキです!)
これすごいんですよ!
下の方はチーズケーキで
上は海の色をしたゼリーと
フルーツやゼリーで作った
サンゴ、ヒトデ,貝などが沈んでいます!!

まるでオーストラリアの海のよう(*'ω'*)

うぅぅ...今見返して泣きそうです...涙
(ここにチーズケーキの手土産を買っていくという凡ミス...(-_-))

優しい家族に感謝ですね

おそらく2年先まで会えないお爺さんワンコに
 長生きしなさいよと言い聞かせ,(涙
お姉ちゃんと仲良くするんだよと
可愛い盛りの甥っ子に言い聞かせ(涙
親族一同に
別れを告げてきました.

色んな人が美味しいものを食べさせてくれました
感謝感謝です!

海外に出ることを最終的に
決めたのは自分ですが,
ここにいる現在も
色んな思いがあります.

まぁ今ここできることを頑張るしかないぁと
言い聞かせ,

家族や友人,関係者のみんなが
健康で過ごしてくれることを願っています!



2016年7月14日木曜日

京都大学白浜水族館-企画展-

お世話になった京都大学白浜水族館で
特別展を行います!
『ドレッジ調査-白浜沖海底の生物相を探る-』
夏休み期間はイベントもいろいろとあるので
白浜にお越しの際は,
ぜひともお立ちよりください♪

深海の不思議生物も
たくさん紹介しています!

飼育員の山内 洋紀さんを中心に,
私と岡西政典助教,
宮﨑勝己教授で頑張りました(^^♪)

私は自分の研究紹介とコラム,デザイン全般を担当しています.
このポスターのデザインも担当しています(*´ω`*)

ドレッジ調査の核となっていた
研究者が全員抜けてしまって
現在は担当者の所属が
バラバラですが楽しく準備しました.

白浜にお越しの際はぜひともお立ち寄りください♪


2016年6月1日水曜日

タマサンゴがメディアに取り上げられました

京大に在籍中に受理されたScientific Reportsの
下記論文が各種メディアで取り上げられました.

Burrowing hard corals occurring on the sea floor since 80 million years ago.
Asuka Sentoku, Yuki Tokuda, Yoichi Ezaki

フジテレビの有名なアナウンサーが
タマサンゴのことを話してくれていました

こちらでしばらく見れるかと思います↓こちらをクッリク


日本海新聞においては,紙媒体の新聞一面に取り上げていただきました


現在,私が海外に居るためにプレスリリースは
共同研究者の徳田さんが行いました.
京大の名前が入っていない記事もあり少し残念ですが,
記者さんの判断なので他意はありません.

Webで『潜るサンゴ』で検索するとたくさん出てきます.
内容が異なる記事をいくつか下にあげておきます.

読売新聞

毎日新聞

産経新聞

日本海新聞(詳細を見るには登録が必要ですが動画などもあり,一番丁寧な記事です)


海の底でひっそり暮らしているタマサンゴちゃんが
世界や日本の人に知られていくのは嬉しい限りです





2016年5月26日木曜日

祝!論文発表!

世界初,砂に潜る小さなイシサンゴの発見
-海洋生物学における新たな知見-

Scientific Reportsで我々の論文が発表されました!

Asuka Sentoku, Yuki Tokuda, Yoichi Ezaki
図1

公立鳥取環境大学環境学部の徳田悠希講師は,
千徳明日香博士(京都大学瀬戸臨海実験所),
江﨑洋一教授(大阪市立大学大学院)との共同研究で,
日本近海の海底の砂中に自ら潜り生活する,
移動するイシサンゴ(タマサンゴ)を発見しました(図1).
従来,イシサンゴ類でこのような生活様式は知られておらず,
世界で初めての発見です.
さらに,このような砂中に潜って生活するサンゴは,
約8000万年前の後期白亜紀に
すでに地球上に登場していたことも明らかとなりました.

さらに.....!
Scientific ReportsのFace book公式ページで紹介されました!

シンメトリーできれいな骨格です.
とても小さく5mm~10㎜程度の大きさです
これらのサンゴは,調査船で
ドレッジ調査,ソリネット調査を行うことで得られます

サンプルを得るために
ヤンチナ,豊潮丸,新青丸,弥生など数多くの船に乗りました.
船の中で殆ど寝ずにソーティングしたこともありました.
その際は多くの乗船メンバーに助けられました.
時には深海2000mもの深さをドレッジします
高圧で縮むか試しましたが,このタイプのカップは
小さくなりませんでした(笑

時には桜島が間近で噴火した調査航海もありました(汗
豊潮丸で一緒に頑張った学生さんたちや先生,船員さんにも
大変お世話になりました.

得られたサンプルは
長期飼育のために飼育員さんに水槽を作ってもらいました
低温のかけ流し水槽です.実に贅沢です.

そんなこんなで多くの方に助けられ,

本論文は
私と徳田さん,恩師の江﨑先生の初めての共著論文です
いつも一緒に頑張ってきたメンバーとの共著論文は
とてもうれしかったです.

サンプリングに関しては多くの東大,京大,広島大学の先生方,
臨海実験所の方や乗船メンバーにお世話になりました.

さらに,京大瀬戸臨海の宮崎先生に切片作成法を伝授していただき,
白浜水族館の飼育員さんたちの協力によって
生体の長期飼育が可能となりました.

それらを用いたおかげで,
論文の信憑性や軸が確立されたと実感しております.

本論文は自身の研究テーマである形態学や古生物学,行動生態学を
つなぐ代表的な論文になると確信しております.

関係した多くの方にお礼申し上げます.


Acknowledgements
We are grateful to two anonymous reviewers for their useful comments on the manuscript. We are gratefulto K. Miyazaki for his help/assistance in histological works. We are most grateful to the captains and crew members of the R/V Janthina of the Kyoto University, R/V Shinsei-maru of the JAMSTEC, T/S Rinkai-maru of the University of Tokyo and the T/S Toyoshio-maru of the Hiroshima University for their generous help in collecting specimens. We thank K. Endo, T. Sasaki, M. Hirose, H. Kohtsuka, M. Okanishi, K. Shimizu and S. Ohtsuka for providing us with specimens. We specially thank H. Haraguchi, N. Mihara, T. Wada, T. Kato, K. Harada, H. Yamauchi, R. Nakayama, T. Nakamachi and Y. Adachi for their advice and help in maintenance of the corals. We acknowledge Tottori Prefectural Farming Fisheries Center for providing us with salty groundwater.
This study was supported by grants from the Scientific Research Fund of the Japan Society for the Promotion of Science (21340154, 22654062, 15H03744) and by Grant-in-Aid for JSPS Fellows (25–866).


2016年1月7日木曜日

初サンゴ

 刺し網の時期になり
良いサンゴがぽろぽろと入るようです
イボヤギかな?

白浜水族館も
冬場の方がサンゴ水槽がきれいです(*´ェ`*)

ぜひお越しください!



2015年12月13日日曜日

収斂

久々の休日なので朝活で
JAMBIO調査のデータ整理.

 単体サンゴ(Cnidaria)とコケムシ(Bryozoa)
専門家でも見間違える収斂.

ちなみに左縦二列が単体サンゴ
ペポノプサミア(Peponocyathus folliculus
右縦一列がコケムシ

美しいなぁ(*´ω`)



2015年12月1日火曜日

豊潮丸日本海航海調査9

この日の朝も晴天(*´ェ`*)
国旗もいい感じにパタパタと音を立てています
最近はGPSが発達していてどこに居ても
現在地が確認できます
この日の収穫物は
過去最高の重量があって
ソーティングに何時間もかかりました

天気も良くて
作業量が多いと
甲板での作業風景は
なかなか面白いものになります(・д・)
肩・腰・首に負担が出てくるので
最終的には腹ばいになって
観察するのがいちばん楽(笑
それぞれが楽な姿勢で必死にソーティング
天気がいいとこの光景も
ほのぼのして見えますが
波が高かったり
雨が降ってるとかなり過酷なお仕事です


2015年11月18日水曜日

豊潮丸日本海航海調査5

迷い込んだ小鳥
長距離を飛んできたようでかなり弱っていました
船でお休みしてまた飛び立っていきました

さて,この日はORIネット!

ORIネット
東京大学海洋研究所 (Ocean Research Institute:現東京大学大気海洋研究所) で考案された
円錐型プランクトンネット。 表層および中・深層を水平または傾斜曳きすることにより、水柱中の
動物プランクトンおよび仔稚魚類を採集する。
ですが事件が起こりました(+_+)
この日は天気はいいのですが
めちゃくちゃ波が高かったのです

なんと,ORIネットを引っ張ってるワイヤーが
どんっという衝撃と共に切れてしまいました(+_+)

あああ,40万円(ORIの値段)が流れていくー(/_;)
この日はワイヤーが壊れてしまったし
波が高くて船が激揺れ!

※ですが今回の調査で私は酔うことがほとんどありませんでした
三半規管があまり機能していない模様(;´∀`)

波の来ない島陰に移動して
錨泊を余儀なくされました

錨泊の夜は何もすることできず
和自博の山名さんや船員さんが船から夜釣り
こんな大きなイカが!!
山名さんはかなりの釣りの名人らしく
この後もたくさん釣り上げていました(^^♪