2014年12月13日土曜日

自作の撮影装置

今年度Newcomerの中町君(M1)の
自作の撮影装置がすごい!

処理室でふと目に留まったので・・・

二度見してしまいましたΣ(゚Д゚)!
ついでに,ちょこっと説明してもらいました♪

写真が見えにくいですが
カメラを固定できる撮影用ステージの上に
自作の撮影代を作っています
白いアクリル板に木製の足を付けて空間を作り
下からも照明がつくようになっています

 上からの照明は
缶コーヒーの空き缶を
二つにカットして笠を作り
光を中央に集めるシステム!!
上下から光を当てることで
ハレーションや反射がなくなる模様

たまたま通りかかった
岡西博士も説明を聞きに加わります
 彼の研究対象の
海産等脚目(コツブムシ科)は
陸にすむダンゴムシと同じグループに属しています

彼の研究対象は非常に小さく(1〜5ミリくらい)
撮影に工夫が必要です

撮影面にはマイクロスケールが貼られており
効率的になっています
スーパーマクロ機能のあるデジカメで
接写をすれば取れる大きさですが
技術を必要とします

それをいろいろと工夫して
ここに至ったんだと思います

彼は雨の日も,風が強い日も,寒い日も
フィールドに出て頑張っている姿を
私は陰ながら応援していました

楽しんで研究に没頭しているなぁと感じる
数少ない同志と密かに思っています
(説明時の表情が生き生きしていますw)

この自作装置がまさにその表れのような気がします

「鳴く甲殻類」ニホンコツブムシの
研究も非常に興味深いです

オスの体の表面は硬い毛や小さなこぶで覆われています。そして、オスは一番後ろの胸節と腹節を体を反らせてこすり合わせ、「ぎっぎっぎっぎ」と鳴くことができます。音の波形から、とても規則的に音を出していることが分かります。この音がどのような役割を果たしているのかについては、今のところ分かっていませんが、オスが自分の居場所を音により他のコツブムシに知らせているように見える行動がより多く観察されています。(動物学ひろば要旨より抜粋)

彼の目標は

「コツブムシをダイオウグソクムシくらいに有名にすること」
「等脚目が意外と賢いことを証明すること」

ということなので今後の研究背成果を期待しています!

説明ありがとうございました(^^♪