2017年1月28日土曜日

論文投稿スケジュール

このブログのテーマは
研究活動中の日常なので、他愛も無い
『のほほん』とした日常の話題が多いのですが

私も一応、世界で活躍する?(ことを目指す)
研究者なのでたまにはまじめな話題を。

恥を忍んで自分の投稿論文を例に
論文受理までのタイムスケジュールをご紹介。
図中の数字は投稿から受理までにかかった月を示します
黄色が投稿して返事が来るまでの時間
濃緑が査読結果が来たとき
黄緑は修正期間
赤色が論文受理
青色が紙媒体の出版時期

学位のかかった博士課程の学生や
学振DC,PDを目指す人にとっては
自分の投稿した論文が
あとどのくらいでアクセプト(受理)されるだろう…
と不安になることもあるのではないでしょうか

今の私自身は
いつまでに論文を出さなくては!
という時間的制約は無いのですが、
一年に一本以上は自分が第一著者で
出すことを目標に計画を立てています

自分では計画的に投稿していても
エディターの采配やレビューの結果次第で
思っていたのとはかなり違う予定に
なってしまうこともしばしば

まず論文の査読評価は
1、Accept(受理)
2、Minor revisions(小修正)
3、moderate revisions(中修正)
4、Major revisions(大修正)
5、Reject, with option to resubmit(条件付再投稿がある拒否)
6、Reject(掲載拒否)

の順番の評価となり、
6番に関しては完全に拒否されてしまったので
違う雑誌に投稿しなおさなくてはなりません

大体投稿して2,3ヶ月で
査読の結果が返ってくるので
Rejectになってしまうと結構な打撃です
しかもそこから新たに投稿する雑誌に合わせて
体裁も整えなおしたりの一仕事もあります

なので、高望みせず、内容に即した
適した雑誌に投稿すること重要です

私はいずれの評価も受けたことがありますが
どんな評価でも、自分がどのくらいの速さで
修正稿を出すかで受理までの時間は決まると思います

なので、
4、Major revisions(大修正)とかでも
落ち込まなくて大丈夫です
(すごい大変な追試が必要なとき意外)
私は修正稿を投稿する際のカバーレターに
写真や図を入れて差読者や編集者に
理解してもらえるように
かなり丁寧に返信を書いています

そのせいか、
基本的には再投稿して1週間くらいで
『受理』の連絡がきます

一覧にしてわかったのは、投稿してから
3ヶ月で受理になることが意外に多いということです
でもこれは最短が3ヶ月であるだけ
ということをお忘れなく

私は2010年に初めて出した論文がずっと通らなくて
うーんうーん唸っていましが
雑誌を変えて投稿しなおしたら、すんなり受理されました
これに関しては、受理されたのは2011年8月ですが
実際の雑誌に掲載されたのは2012年1月
(最近はほとんどの雑誌でオンライン発表があるので
紙媒体の雑誌の発行年数はあまり重要ではないですが参考までに)

ごくまれに
投稿してから編集者から全然連絡が無い・・・
ってこともあります
こんなときは私は3ヶ月を目安に編集者に
『あの、今、私の論文どうなってます?』
って聞いてみています

そうすると編集者さんのなかで
止まっていた時間が動き出し
すぐに結果が返ってきたり、
今査読してもらってるから
あと2週間だけまって!という返事がきます

焦っている人は聞いてみるのも手でしょう

2017年もすでに1ヶ月経過です
私も新たな論文の最終チェック段階です
もうすぐ投稿!

計画的にがんばりましょう!